❖ 外交と書けば国の外交政策を思い浮かべますが、外向きの外向です、
外向と内向の理論は、人間社会の全ての事に共通するものです、
人は生まれてからすぐに、自分とは違う人間と向き合って生きて行かなければなりません、
最初は、母親の顔を見ることが多いでしょう、
家族に囲まれて見たり聞いたりしたことを自分の中に蓄積しながら育つのです、
その後も、幼稚園や小学校に行くことによって、更に多くの人間と接し、
社会人に成長すれば、更に多くの人間に接しながら人間社会の事を学び、
自分自身と自分が生きる社会の全てを比較しながら成長する事になります。
人の人生は、其のことを繰り返しながら、
誰に会ったのか、誰に影響を受けたのか、
それをどのように自分の中に蓄積したのか、
自分自身の考えや行動の全てが、【その人の人生】です。
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❖ 其のことは、立場を変えれば、言葉を変えれば、
色々の団体とか、会社にも共通したことが言えるでしょう、
会社と言う組織の中で働く人間が、会社の立場で、
外の世界に向かって発信した事と、受信した事の蓄積が会社と言う組織です。
外向きと内向きの考え方と行動が、その会社の命運を決めると言う事でしょう。
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それは、家族と言う小さな団体でも同じ理論が通用します。
人間社会の全ての物事が、
外に向かって拡散する力があり、そして内に向かって集積する力があり、
それを繰り返しながら、その結果を人間社会で評価されることによって、
成功と呼ぶのか・・・失敗と呼ぶのか・・・別れることになるでしょう。
昔は成功に導く方法だったものも、今では陳腐なものになっていたとしても、
外向と内向は繰り返されます、
それは、【外向と内向の反復】は人間社会の原則だと言う意味にほかなりません、
【外向と内向の反復】の結果によってすべてが評価されるのであれば、
其のことを常に慎重に考え、行動しなければならないと言う事でしょう、
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❖ ある人間に接した時、その人の【外向と内向の反復】はどうだったのか?
政治家の噂を耳にしたとき、その人の【外向と内向の反復】はどうだったのか?
悪いうわさがあるのなら、それは悪く卑しい【外向と内向の反復】の結果だろう・・・
会社が潰れたのも、【外向と内向の反復】の結果だろう・・・
そのような人間としての見識を持って、
世の中を眺めると、
色々の事が見えてくるし、
色々の事が理解できるし、
自分自身の、考え方と行動に活かすことができるのではないでしょう。
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