❖ 一期一会、その心を習得する事こそが人生と言うものでしょう。
一期一会を疎かにして生きる人生は人生とは言えないと悟るべきです、
人間の人生は、一期一会から生まれ、一期一会で終わるのです
時として、人生一度のチャンスを言う意味として捉えられがちですが
実際には、人間そのものの姿を言い得て妙なる言葉だと知るべきでしょう。
人間そのもの、つまり人間の細胞の、そのまた中心の核が一期一会なのです。
人生に一度の幸運をつかんで生きる人、
その裏腹の、人生一度の悪運を掴んで生きる人、
その人が生きる時間に一度だけのチャンス、一瞬一瞬が一期一会で組み立てられる
時は流れ次々と新しい命が生まれ、そして消えてゆく中での人の人生
男が生まれ、女が生まれ、一人では生きられないから誰かとつるむ人間の一生
裸では生きられないから、衣服をまとい、道具を手にして生きる人間の一生
時間と人の出会い、人と人の出会い、人と物の出会い、出会いと別れの人間の一生
一期一会の心が理解できれば、人間の全てを理解しその心を観ることができる
外国人の事はいざ知らず、私は日本人だから日本人の事を心配する
一期一会によって生き、一期一会によって死んでゆく人間
貴方が生まれて今までに得た一期一会は何か?
私が生まれて79歳の今までに得た一期一会は何か?
人生の一瞬一瞬の全てを語る事も伝える事も出来ないけれど
それは厳然として、貴方のそこにあり、私のここにある・・・
良い一期一会を積み重ねれば、そこに良い人生があるし
悪い一期一会を積み重ねれば、そこに悪い人生がある
分かってはいても、自分の都合の良いように組み立てる事は出来ない
動物のDNAが見えるようになった、分析できるようになった・・・
植物のDNAを組み替える事ができるようになった・・・
科学の発達で人間は何でもできるようになってきたけれど、それが何だと言うのか!
良い事が100あれば、悪い事も100あるのだ
ある人に100惚れたけれど、そこには100の嫌なこともくっついている
人間と人間が、つる草のように攣るんで生きるけれど原則は変わらない
人間社会で起こる事は、全てが一期一会の成せる業である
善人の一期一会、悪人の一期一会、それが入り混じる人間社会で
どのように生きるかが人生の課題と言うもののようである
できれば、良い心で一期一会を理解し活用しながら生きてゆきたいものである
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あなたが新しい人と出会ったとき・・・
あなたが新しい洋服を着た時・・・
あなたが新しい道具を手にした時・・・
それらの全てが一期一会だと理解しなければならない
人間は常に、自分の主観と
他人が自分を見た時の客観の二面性を持っている事を理解しなければならない
その両方を合わせたものが・・・貴方だと言う事だ・・・
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