❖ 損切はトレーダーにとって色々の多くの意味を持っています。
元々、損金を切り捨てると言う意味なのですが、
損したお金を切り捨てる?・・一般の人には意味不明かも知れません、
この場合の損金と言うのは、会計で言う含み損金の事なのです、
トレーダーの含み損金は、利益となって復活する事ができるのです、
トレーダーが、売買現場で管理しなければならない帳簿は、
残高・・有効証拠金・・必要証拠金・・余剰証拠金・・証拠金維持率・・損益
以上の六項目です。
この六項目は、トレーダーの保有資産の内訳を表記しているものです、
損切をするか、しないかは、損益項目に表示された損金を、
残高に繰り入れるかどうかを言う事にほかなりません、
同じ帳簿内の移動なので、保有資産の変化はありません。
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❖ 自分の口座を管理する場合に、口座履歴から過去の売買データを保存する事が出来ます、
そして、それは公式な文書として税務署にも提出できるようになっていますが、
その記録の1行1行に、口座残高の記録はありません、
1か月等の期間の統計として口座残高はあるのですが、
それは、1回、1回の売買の成績上の口座残高が記録されないので、
ごまかし・・ができると言う意味で面白くありません、
¥3000円の利益を決済クリックしたのに、
帳簿上は、¥1000円しか計上されなかった場合の問題が解決できないのです、
疑えば霧が無いのですが、やはり、すっきりとした気持ちでトレードできると言う事も、
大事な問題でしょう。
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❖ 損切の一つの意味は、損金を出しているポジションを決済するかどうか?
ここで考える第一の問題点は、
そのポジションに再び相場が戻ってくる可能性の問題です、
4時間足や日足チャートで、時間的、価格的な評価検討をしなければなりません、
それと同時に、その他の要素を考慮する必要があるでしょう。
数日待っていれば利益となる可能性があるのか?
1か月程度待っていれば利益となる可能性があるのか?
それを検証して決済するかどうかを決定します。
次にスワップ金利が付くのかどうかも条件に加える場合もあるでしょう。
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❖ 次の損切の問題は、現在売買を実行しているチャート上の損切問題です、
現在のポジションに対して、損切ラインをどこに設定しておくのか!?
損切はできるだけ小さいほうが良いのは決まっていますが、
小さい損切ラインは、ロボットの標的になります、
瞬く間にロボットによって切り捨てられるでしょう。!?
私のトレードスタイルでは、
利益ライン250ポイント、損切ライン250ポイントで設定し、
変動状況に合わせて、両方のラインを徐々に移動させます、
損切ラインをどのくらい小さくすれば、ロボットの標的になるのか、
それも確認できるようになるでしょう。
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❖ 損切と利益は、特に中局的、大局的な相場変動の折り返し地点で、
その判断の結果に顕著な違いを見ることができます。
そのような折り返し地点では、すんなりと方向転換する事は少ないです、
時には、激しい小刻みな揉み合いがあります・・・
時には、大きな誘い込みの動作が見られます、
その後に大きな反転価格となり、大きな損金となる可能性も高くなります。
このような、中局的、大局的な相場変動の折り返し地点では、
利益ラインより何より先に、99ポイントの損切ラインを引く、
それが私の、折り返し地点でのトレードスタイルです、
中局的、大局的な相場変動の折り返し地点とは、
時間価格で、1日の高値安値、1週間の高値安値、1か月の高値安値に、
達した時点での事を言いますから、検証してみて下さい。
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投稿者:正直者のトレーダー 濵田政徳
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