❖今日現在、自分が生きている世界は現実の世界だろうか?
昨日までの人生は、過去と呼んでいるのだが、それは架空や空想と同じだろうか?
私は小学校3年生の終わりころには、シートンの動物記、15少年漂流記、などを愛読し、
図書室の本は全て読みつくし、次の新本を先生にねだった事もあったのだが、
70年以上も生きてきたのに、いまだに購読した本の題名を覚えているとは、
自分でも驚きだが、世界の偉人たちの事を知るにつけ、
人間の頭脳とは、どうなっているのかと思うこともしばしばである。
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あれから70年以上の時が過ぎて、依然として変わらないものもあるのだが、
多くの事が、想像を絶するような変化を遂げてきた、
一生、本を読み続けても時間は足りない・・・
一生、スマホと遊んでも時間は足りない・・・
一生、アマゾンのプライム映画を見続けても時間が足りない・・・
人生とは何と短い時間である事か!?
現実の世界で生きる時間と、本を読んだりして架空の空想の世界に耽る時間、
どちらが長くても短くても、人生の時間は限られている、
人間とは、現実世界とバーチャル世界を、行ったり来たりしながら生きている、
その境界線を決めるのも自分自身である、
境界さえ無ければ、人間は何にでもなれる・・・と言うことのようだ、
現実世界の英雄と・・・架空世界の英雄・・・
現実世界の大富豪と・・・仮想通貨の大富豪・・・
あらゆる世界にそれを想定してみると、今までとは違った世界が見えてくるようである、
英雄、大富豪、独裁者、ヒーロー、ヒロイン、あらゆる主人公、犯罪者、
現実の世界が嫌になって、空想の世界に逃げ込む・・・
空想や架空が面白くなくて、現実の世界に戻って、我に返る・・・
どちらが良くて、どちらが悪いと言う判断は?・・・
その貴方の判断は現実のものなのか?・・それとも架空空想?
ありもしない事を、あったように装う・・・でっちあげ・・・などと言う、
時には、はったり・・・と言う言葉も使う、
例えば、100円しか持っていないのに100億円持っていると言う事、
例えば、大悪人なのに、善良善人を装う事、
世界中の人間が、同じように現実と架空の世界をさまよいながら、
他人をだまし、他人に騙されながら生きている、
それが、人生というものなのである。
今日の私は、今日の貴方は、現実を生きているのだろうか?
もしかしたら、それは現実に見える架空の世界なのかも知れない、
あるいは、架空のように感じる現実世界なのかも知れない、
そして、それを判断するのは、
自分自身であったり、他人が判断する場合も考えなければならない、
貴方にとっては現実の世界であっても、
他人の私にとっては、架空の世界と同じ価値観しかないのだから、
だから人間は、
他人に同じ価値観を求めるようになるんだね、
いいね!・・・共有する!・・・シェアする!・・・それは大丈夫!?
本物が有り、偽物が混じっている・・・それはくじ引き!?
本物と偽物を間違えると、人生が狂うし、最悪では命を落とすことも・・・
世の中の、間違いとか、事件は、そうやって起きるんだね。
見間違い・・勘違い・・で済んでしまう事もあるけれど、
それで済まされない事が、世間には溢れているんだよね・・・
それでは今日も・・、今夜も・・、
注意深く・・・慎重に・・・大切な人生の短い時間を過ごそう、
つらい毎日が続いていたとしても、
我慢をして誠実に待っていれば、
捨てる神あれば・・・拾う神あり
いつか、光が見えてくるし、希望が湧いて来る・・と言うものさ
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